全国の酒蔵を訪ね歩いて出会った美味しい酒と食材を、地元奈良のみなさんに味わっていただきたいという想いで1993年に創業し、おでんを看板に、旬の食材メニューを提供してきました。
そして今、私たちは長年お世話になってきた奈良・天理の地元のものを、東京をはじめ全国に発信していきたいと考えています。
その第一弾として生まれたのが、当店人気の「あじ豚ぶたしゃぶ」の新しい食べ方としてご提案する「豆乳ぶたしゃぶ」です。
宮崎県川南町の「あじ豚」と奈良県天理市の青豆で作られた「あおまめ豆乳」、大切に育まれた大地の恵みを一度に味わえるしゃぶしゃぶです。
すぎ乃の天理本店から車で約15分のところ。奈良県天理市最南端には、自然豊かな南檜垣町というエリアがあります。古くからの条里制によって区画整理された水田が今も残る奈良盆地の真ん中。その景観を地域の財産として残していくため、2006に年南檜垣営農組合が設立されました。約30haの農地で米や味間いもとともに力を入れて生産しているのが、この青大豆。品種は「あやみどり」。奈良県の準奨励品種です。
木枯らしが吹き葉っぱが落ちて色づく11月上旬〜中旬に収穫をします。奈良県ではこの集落だけでつくられている特別な大豆です。爽やかな緑色が特徴的で、見た目と同じくその風味も爽やかで、豆の香りがしっかりとしています。
味噌やきなこ、炒り豆なども人気で、町民でお守りする三十八社(みそやしゃ)の向かいの倉庫で、毎週土曜日の朝、「野菜市」で販売されています。
同じ天理市にありながら、今回初めて知り合った豆腐店「山崎商店」。世間が寝静まる頃から豆腐作りは始まるといいます。減農薬で育てた青豆大豆「あやみどり」を100%使用した「あおまめ豆乳」は、天理市の新ブランドづくりの一環で生まれました。
防腐剤を一切入れずに加熱殺菌をしているだけ。徹底した温度管理で、大豆本来の成分、旨味を100%出しきることにこだわった無添加豆乳。だからこそ、さっぱりと爽やかな青豆の美味しさと香りが味わえるのです。これは、約40年の経験を持つ山崎様のなせる技です。
この豆乳でいただくぶたしゃぶは、豚の美味しさをさらにまろやかに優しくしてくれます。いつもとはまた違った美味しさを味わっていただける、天理の滋味溢れる「豆乳ぶたしゃぶ」を、ぜひお楽しみください。